簡易裁判所でのウェブ会議の利用が可能になります！（令和６年１月から）

新型コロナウイルスの感染症対策と司法・行政手続のデジタル化を推進する目的から、民事訴訟の手続をより安全かつ迅速に行うために、令和6年1月から、簡易裁判所でもウェブ会議を使った手続ができるようになります。これは、高等裁判所や地方裁判所で実施されているウェブ会議の制度を簡易裁判所にも適用するものです。

ウェブ会議とは、インターネットを通じて、裁判所と当事者や代理人がビデオ通話でやりとりすることです。ウェブ会議を利用することで、感染防止対策をしながら、裁判所に出向く必要なく、自宅や事務所から手続に参加できます。また、出張や移動の時間や費用を節約できます。

ウェブ会議は、民事訴訟手続のデジタル化の一環として、高等裁判所及び地方裁判所においてすでに導入されており、多くの利用者から好評を得ています。今回、簡易裁判所でも同様の制度が始まることは、民事司法制度の近代化と効率化に向けた重要な取り組みと言えるでしょう。

ウェブ会議に参加するには、あらかじめウェブ会議システムに登録する必要があります。

ウェブ会議を活用して、民事訴訟の手続をスムーズに進めましょう。

ウェブ会議の制度や登録方法などに関する詳細な情報は下記の最高裁判所のホームページから確認できます。

最高裁判所のホームページ（https://www.courts.go.jp/）をご覧ください。

参考：令和5年6月22日付最高裁判所事務総局民事局長文書